2012年8月1日 水曜日

最近の日本の政治動向を見て感じるのは「これが会社だったらとっくに潰れてますわ」である。


強いのか弱いのかわからない中途半端なリーダーが多すぎる。


その中途半端なリーダー達は、強い決意と責任感もなく、世論の評価を気にしながら「決断」と「断言」から程遠い動きをしている。


その下で働く幹部達は、自分の立場を守るべく発言しかしないし、その下の一般管理職は


「誰についていけば自分の身が安全に確保されるか?」が最も興味のあるところだろう。


このこっけいな政治活動、渦中に入ってしまうと気付かないものなのでしょうねえ・・・・。


こういう光景を見て「人の振り見て我が振り直せ」ということわざが脳裏を掠める。


我々一般社会人は、しっかりやっていきましょう!

2012年7月25日 水曜日

「工場・生産ライン環境近代化計画」の一環として、本社工場内に2つのブースを新設致しました。


一つは、長年の研究結果をようやく工業化するに至った、次世代を担う全く新しい表面改質技術の専用ブースです。


8月中旬を目途に特殊装置が2機収まり、本格稼働が始まります。



もう一つは、生産工程の効率化と品質向上を目的とした専用ブースです。


現状の生産ラインでは、生産量の増大に伴い、入荷検査、前処理準備、品質検査等の各工程が工場各所に散らばっており、統括管理にやや無理が生じていました。


特に精密金型や精密部品の前処理準備は、製品の品質を大きく左右する重要な工程です。


今回、これらの工程を全てこのブースで行う事を実現し、更なる品質の向上に努めます。

2012年7月24日 火曜日

野田首相を議長とする国家戦略会議の中で「40歳定年制度」案が検討されているという。


その主旨は「ひとつの会社に長期間留まることによって企業の新陳代謝を阻害し、企業の競争力が低下する」とある。


具体的なビジョンも提示することなく、理想的空想論ばかりが先走っているように思えてならない。


最近、娘が町に停めていた自転車を撤去されて、辺鄙な施設に引き取りに行くハメになった。そこにはおびただしい数の自転車が保管されていて、その数は数万台に及ぶと言う。


担当者の方に聞いてみると「引取りに来られるのは2割程度ですねえ・・・。これ以上撤去が増えると置く場所の確保だけでもたいへんです。」とおっしゃていた。


期間が過ぎた自転車は、莫大なコストを掛けて東南アジアへ送られると言う。


最近の大阪市内は、バイクを数分停めるだけでも駐車禁止のステッカーが貼られる。


車もさることながら、バイクの駐車場に至っては、皆目見当たらない。


そのことも影響してか、オートバイの売り上げが激減しているらしい。


「放置自転車をなくして街の美観を整えましょう」「バイクや車の違法駐車をなくして渋滞の無い街を作りましょう」


確かにこれらは誰もが賛同する理想論だ。


しかし具体的ビジョンと計画、すなわちまずは自転車置き場の確保やパーキングスペースの確保を行う前に、力づくで全てを撤去しようとする、構想性の無さに呆れてしまう。


数年前にTVで、政治家のお偉い先生が「週休4日制」を提案されていた。


内容を聞いてみると「働きずくめの人が週休4日になると、最初は時間をもてあます。しかし、数ヶ月もすると、セカンドカーが欲しいなあとか別荘を買って余生を楽しもうという気持ちが芽生えてくる。そうすると国内需要が活性化される。」と真顔でおっしゃていた。


壊れた電卓で計算した答えならそれで良いが、きちんとした電卓ではじいてみたら、答えは一目瞭然のはずなのだが・・・。


いよいよこの国はどこを目指して、何を成し得たいのか?という明確なビジョンと構想を企てる知恵と工夫が底を付いてきたように思う。


これはひとえに、戦後の焼け野原から復興に命を掛けてこられた世代の偉人が一線を退いたことによる歪ではなかろうか?