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プロトニクスシステム®紹介

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表面処理技術紹介

プロトニクスシステム® MAP MRS MAPL

プロトニクスシステムMRS®は、フッ素系高分子微粒子(PTFE:粒子径0.3~1.0µm)をニッケル皮膜中に極均一に共析させる画期的表面処理プロセスで、この分散技術については世界でもトップレベルを誇ります。ニッケルの持つ外観と特性に加え、フッ素系高分子微粒子の持つ自己潤滑性、非粘着性等の特性が加味され、更に新しい機能特性を持った複合新素材です。

機能特性
  • 低摩擦係数で、滑り性が良好である。
  • 自己潤滑性を有し、耐摩擦性に優れている。
  • 非粘着性に富み、離型性が大きく向上する。
  • 非静電性が良く、汚れや微粉末が付着しにくい。
  • フッ素系高分子微粒子(PTFE)の超微粒子が、ニッケル皮膜中(表面、断面、斜断面)に均一分散しているため、耐久性に優れている。

皮膜構造
プロトニクスシステム MAP 表面写真(×10000)

性質
複合材 フッ素系高分子微粒子(PTFE)
複合率 プロトニクスシステム®MAPL 10~15vol%
プロトニクスシステム®MAP 20~25vol%
プロトニクスシステム®MRS 30~35vol%
耐熱性 290℃連続使用限界温度
耐食性
耐薬品性
ニッケルと同等
エポキシ樹脂との離型効果
試験片 50×50×2t SS鋼材
試験法 上記テストピースにエポキシ樹脂をサンドウィッチ状に成型し、両テストピースを引き離した際に生じる力(Kg/㎟ で表示)を測定した。5点測定のアベレージを記す。
未処理テストピース 2.83Kg/㎟
プロトニクスシステムMAP® 0.44Kg/㎟
プロトニクスシステムMRS® 0.39Kg/㎟

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プロトニクスシステム® CA

プロトニクスシステム®CAは、Co、Pからなる二元合金皮膜で、特にステンレス同士のかじり防止には、優れた効果を発揮します。又、皮膜の均一析出性にも優れており、ステンレス同士の凝着、かじり防止皮膜として高い評価と実績があります。

機能特性
  • 耐かじり性に優れており、ステンレス同士の摺動に適している。
  • 皮膜の均一析出性に優れており、複雑な形状にも処理可能である。
  • 磁性を持ち、OA関連機器等にも有効である。
  • 低摩擦係数で、耐摩耗性にも優れている。
用途実例

・ タイロッド(1986年度京都清水寺改修工事に全面採用)

・ 流体制御弁棒

・ ボルト、ナット

・ OA機器部品

・ 軸受け、摺動部品

ファレックス摩耗試験
材質 ピン(表面処理) ブロック(表面処理) かじり限界荷重(kg)
SUS316 未処理 未処理 18.80
Ni-P 未処理 160.95
プロトニクスシステム®CA 未処理 302.20
プロトニクスシステム®CA プロトニクスシステム®CA 268.80

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プロトニクスシステム® JA

プロトニクスシステム®JAは、Ni、B、Wからなる三元合金皮膜で、優れた耐熱性、耐摩耗性を有します。皮膜の均一析出性にも優れており、高炉関係、ガラス成形用金型等、高温度下における耐摩耗が要求される分野において、高い評価と実績があります。

機能特性
  • 皮膜硬度が高く、耐摩耗性に優れている。
  • 耐熱性に優れており、ガラス成形用金型等に実績がある。
  • 合金比率が安定しており、しかもごく低温(70℃)で処理可能である。
  • 耐酸化性に優れており、特に高温度下での耐摩耗性が優れている。
用途実例

・ 高炉関係部品、熱処理関係部品、ボイラー関係部品

・ ガラス成形用金型

・ エンジン関係部品、排気ガス関係部品

・ ロケット用流体制御部品

酸化増量比較

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プロトニクスシステム® NPS

プロトニクスシステム®NPSは、Ni、P、Snからなる三元合金皮膜で、特に塩素系ガス、及び酸に対する耐食性に優れています。塩酸浸潰による溶解度比較に於いては、無電解Ni-P皮膜に対し、約5倍の耐酸性が確認されています。また、均一析出性にも優れた機能皮膜です。

機能特性
  • 耐食性に優れており、塩素ガス、海水等あらゆる条件下で実績がある。
  • 皮膜の均一析出性に優れており、複雑な形状にも均一な処理が可能である。
  • 腐食性の高い金型及び関連機器への処理実績は、数万点に及ぶ。
用途実例

・ ペットボトル成形用金型(塩素ガスによる腐食防止)

・ 機械部品等の酸性ガスによる腐食防止

・ 薬品製造プラントにおける関連部品

・ フッ素樹脂、塩ビなどの成形用金型、及び関連部品

耐食性比較

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プロトニクスシステム® NPW

プロトニクスシステム®NPWは、Ni、P、Wからなる三元合金皮膜で、他に類を見ない優れた滑り性を有します。(動摩擦係数:0.045)さらに、高硬度に由来する耐摩耗性にも優れた機能皮膜です。比較的高荷重下での滑り性、耐摩耗性を要求される箇所に様々な実績があります。また、皮膜の均一析出性にも優れており、複雑な形状にも均一な処理が可能です。

機能特性
  • 高硬度、低摩擦係数であり、様々な摺動部品への実績がある。
  • 皮膜の均一析出性に優れており、複雑な形状にも処理可能である。
  • 低摩擦係数に由来し、非粘着性にも優れている。
  • 耐食性にも優れており、特に塩素腐食雰囲気での使用に適している。
用途実例

・ ベアリング、ボルト・ナット

・ スライドベース

・ 軸受け部品

・ 工業用刃物

・ その他耐摩耗性、摺動性等を必要とされる機械部品

摩耗係数比較

摩耗損量比較

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プロトニクスシステム® AuF

プロトニクスシステム®AuFは、従来金の持つ特性に加え、フッ素系高分子微粒子(PTFE:平均粒径0.3μm)を金マトリックス中に極均一に分散共析させた表面処理プロセスです。これによりフッ素系高分子微粒子の持つ自己潤滑性、非粘着性などの特性を加味され、更に新しい機能特性を持った複合新素材であり、国内で初めて工業化に成功した技術です。

機能特性
  • 非粘着性に優れ、汚れや微粉末が付着しにくい。
  • 低摩擦係数で、すべり性が良好である。
  • 電気抵抗値は、金と同等である。
  • 自己潤滑性を有し、耐摩耗性が良好である。

次世代の金メッキ技術
●超撥水●非粘着●低摩擦係数

次世代の金メッキ技術
水性マジックによる非付着性

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皮膜物性試験

摩擦係数 表面粗さ 硬度
静摩擦係数 動摩擦係数 Ra Rz Ry(max) Hv HRC
MAPL 0.120 0.088 1.28 2.01 3.00 790 63.6
MAP 0.124 0.058 0.27 1.72 2.28 550 52.3
MRS 0.102 0.055 0.12 0.66 1.06 410 41.8
NPW 0.121 0.045 0.02 0.12 0.12 950 70.4
NPS 0.242 0.094 0.02 0.10 0.14 550 52.3
AuF 0.106 0.082 0.24 1.16 1.98 94 -
CA 0.254 0.148 0.18 1.04 1.26 550 52.3
JA 0.412 0.303 0.02 0.10 0.16 1000 71.6
Ni-P 0.194 0.114 0.02 0.10 0.12 560 53.0
Crメッキ 0.238 0.118 0.06 0.36 0.44 880 66.5
未処理
(SUS304)
0.275 0.158 0.02 0.10 0.14 200 11.0
摩擦係数測定

・測定機

HEIDON14DR 新東化学株式会社

・相手材

Φ6mm SUS304ボール

・垂直荷重

500gf

・移動速度

50mm/min

・皮膜膜厚

10µm

表面粗さ測定

・測定機

サーフコム550A型 株式会社東京精密

・皮膜膜厚

10µm

硬度測定

・測定機

微小硬さ試験機 MVK-H2 株式会社アカシ

・保存時間

10sec.

・試験荷重

100gf

・皮膜膜厚

50µm

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性能一覧表


機械的特徴 電気特性 熱的特性 物理的特性 その他





















































Au
Ag
NIP
MAP
MRS
MAPL
CA
JA
NPS
NPW
AuF

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