実例集
金属材料が使用環境中の物質と反応して、外観や機能が損なわれた状態を腐食といい、この腐食による生成物は一般的に"錆"と呼ばれています。機械や装置の腐食は事故の原因となることが多いので、耐食性コーティングを施すことで防食効果が得られます。
また使用雰囲気によっても皮膜選定の必要があります。
現状の対策 | 問題点 | |
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1 | 油塗布による防錆 |
無給油雰囲気での使用に制約がある |
2 | 耐食めっき処理 |
雰囲気によっては各種めっき選定に限りがある <大気雰囲気(屋外・屋内)> <各種液中(酸・アルカリ)雰囲気> <海水雰囲気>等 ※環境規制により使用制限物質に該当するめっき処理もあり |
問題解決実例
● before |
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化学プラント用SUS製配管にて、塩素系ガスによる腐食が多発し、定期交換によるコストアップが問題となっていた。 |
● after |
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耐食性が向上し、寿命が2倍に改善された。 |
● before |
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化学プラントにて使用されるSUS製ワッシャーにて、腐食による破損が問題となっていた。 |
● after |
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耐食性が飛躍的に向上し、交換頻度が1/3に減少した。 |