2012年10月9日 火曜日

ここ最近、日本を取り巻く国際問題が烈火しているのはご承知の通りだ。


日本政府の交渉術のお粗末さにはあきれ返ってしまう。


私は政治のことはよく解らないが、いわゆる尖閣諸島問題のような難問は一般社会を生きる我々にも常時降りかかっているような事にも思える。


ひとつの問題に対し、その結末は必ず勝者と敗者に別れる。それはそれで結構なのだが、出来れば勝者も敗者もお互いがしこりを残さない勝ち方、負け方をすべきではないかと思う。


すなわち、結論を出す前の対話があまりにも無さすぎるように思うのである。


最後はFace to Face、お互いのトップ同士が結論に至るまでの過程について重々、何度も何度も話し合うことがどうも欠落しているように思えてならない。


お互いの弱点を突くための情報収集については当然水面下で進めることは作戦として大いに遂行すべきである。


しかし、一旦出てきた情報に対して一方的に「それが最終結論」としてただ単に相手に投げつけるだけではしこりが残って当然である。


大国が小国に対して繰り返してきた歴史が、戦争の歴史と合い重なるように思えてならない。


一国の主たるもの、正々堂々と自論をぶつけ、相手と納得行くまで議論する勇気さえあれば、世の中から戦争は消えるだろうし、一般社会でのくだらない論争も消えていく平和な世の中が築けるのに、と言う単純な意見は今の世の中には通用しないんでしょうかねえ・・・。

2012年10月2日 火曜日

プロトニクスシステム®NPWは、耐摩耗性、高硬度、膜厚均一性に優れています。 


摺動部品、自動車部品、樹脂金型等、様々な分野に実績があります。


  


使用実例① 精密機構部品用金型のゲートブロックへの処理


 品  名:精密機構部品成形金型のゲートブロック(ゲート内径φ0.25~0.80mm 長さ20mm)


 成形材料:PBT(ガラスフィラー30%)、成形方法:インジェクション成形、成形機サイズ:40t
 


 問題点:ゲート口の摩耗が激しく、約2カ月で製品不良が発生。


  求められる効果:耐摩耗性


 改善策:ゲート内径部にプロトニクスシステム®NPWを5μm処理。


 結 果:・処理前 2ヶ月毎に部品交換 ⇒ 処理後 半年以上経過後も製品不良0%で稼働中。


             ・流動性、耐摩耗性が飛躍的に向上。


             ・メンテナンス頻度の減少、稼働率の向上により、製造費のコストダウンに成功。


 

 


       図 膜厚測定箇所(カット後)





        

2012年9月25日 火曜日

「次の人のために」


 通路にある障害物を退けてあげたり、重いドアを開けて次の人を待ってあげたり、コピー機の紙を補充しておいてあげたりと、次の人のためにちょっとした気配りをしてあげることの有難みがわかる瞬間って、実は次の人が自分だったときって言う経験は誰にでもありますよね?


次の人のために、次世代の人のために今を生きる私達は頑張らねばなりません。


私達が今、研究所で日々努力して開発しているテーマのいくつかは、ひょっとしたら私の目の黒いうちには完成しないテーマもあるかも知れません。


でも私達は「この技術が完成すれば、次世代の世の中のために大きく貢献できるんだ!」と言う強い意思で勤しまねばなりません。


目の前のお金儲けの為だけに走ってしまうと企業はそこまでです。


企業を継承していくための最も大切な源は、その開発の内容だけではなく、とてつもなく大きな夢と情熱が必要なのです。


夢と情熱を持って、大いに失敗を繰り返し何度も何度も立ち上がる決意さえあれば必ず夢は現実のものとなります。


それがたとえ50年後の成功であっても、次世代の世の中に貢献できるまで継承していくことが企業理念の継承でもあると思うのです。