六年間通い続けた大学院もいよいよ佳境に入りました。
新年早々の11日に学術講演会の論文発表が決まりました。
発表テーマは「溶融塩電気化学プロセスによる緻密炭素膜の形成」です。
主任教授、担当教授の先生方をはじめ、数多くの人に支えられながら研究を重ねた結果、何とかここまで辿り着くことが出来ました。
出来の悪い、物忘れの激しい劣等生だっただけに、本当に多くの人に助けていただきながらの結果です。
特に弊社研究所員のメンバーには頭が下がる思いでいっぱいです。
今の正直な心境は、長く長く苦しく、毎日頭の片隅にいつ何時も「論文、研究」がこびりつき、いつも逃げ出したい六年間でした。
でも終わりが近づくとどこか物足りなく、「これが終わったらもう一発なにか大きいことにチャレンジしてみたい」という気持ちになっています。
でもその前にきちんと学術発表をして、お世話になった方々に感謝の意を表し、そして博士号学位を先祖のお墓に掲げお礼を述べることを実行します。
その後に次の新たな人生のテーマを掲げてさらに前進していきたいと思っています。
新年明けましておめでとうございます。
2014年を迎えるに当たりご挨拶申し上げます。
今年も昨年同様、不透明な先の読みにくい一年になると囁かれています。
しかし、弊社は例年に変わることなく、地道な開発活動を基礎に、一歩一歩着実に前進してまいる所存です。
20年前に弊社のスローガンとして「一年一作」というテーマを掲げました。
口で言うのは簡単ですが、一年に必ず新しい技術をひとつ立ち上げるというのは並大抵の努力ではなし得るものではありません。
以来弊社はプロトニクス研究所を根幹として、いくつもの開発テーマに取り組み、努力を重ねることで常に新しい技術を世の中に提供させて頂いて参りました。
今年は新たに研究開発要員三名を補充し、また解析装置の充実を図り、さらに加速させてまいります。
皆様のご期待に沿えるよう、持ち前のチームワークと熱意をもって社会に貢献する企業であり続けたいと願っています。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。