株式会社日本プロトンは、幅広い分野のお客様のご要望に応え、多種多様な部品に表面処理を施工しております。プロトニクスシステム®によって高機能化された部品は、半導体や自動車、医療、食品、建築、その他製造関連設備等、様々な分野にてご愛用いただいております。金属~非導電性等の材料や、単純構造~超精密構造等の形状、磁性を持つもの、表面に変質層があるもの、窒化処理されているもの等、毎日幅広い種類の依頼品をお預かりし、取り扱いをさせて頂いております。
プロトニクスシステム®では、各々の依頼品の特性とお客様のご要望を把握した上で、最適な方法を選択して処理いたしております。今回は、その中の一つである『錆の発生している表面への処理』について、ご紹介したいと思います。
錆の発生している表面への処理
錆は一度発生すると、発生箇所を中心に金属を腐食していき、金属の性能を著しく劣化させます。
例えば、金属部品に錆が生じると、
「本来の性能が発揮されにくくなる。」
「使用中に欠けや破損が生じやすくなる。」
等の問題が発生しやすくなります。
これらを防止するには、錆の抑制・除去が重要になってきます。
プロトニクスシステム®では、この抑制・除去を前処理工程で行った後、表面処理を施工しております。
~錆が発生している鉄板への前処理効果~
鉄板を用いて、錆が発生している時と発生していない時の工程の流れと鉄板の表面状態を下図に示しました。
表面状態の評価方法は、表面粗さ、外観にて評価を行っています。
<工程と評価結果> |