2012年7月24日 のアーカイブ
2012年7月24日 火曜日

野田首相を議長とする国家戦略会議の中で「40歳定年制度」案が検討されているという。


その主旨は「ひとつの会社に長期間留まることによって企業の新陳代謝を阻害し、企業の競争力が低下する」とある。


具体的なビジョンも提示することなく、理想的空想論ばかりが先走っているように思えてならない。


最近、娘が町に停めていた自転車を撤去されて、辺鄙な施設に引き取りに行くハメになった。そこにはおびただしい数の自転車が保管されていて、その数は数万台に及ぶと言う。


担当者の方に聞いてみると「引取りに来られるのは2割程度ですねえ・・・。これ以上撤去が増えると置く場所の確保だけでもたいへんです。」とおっしゃていた。


期間が過ぎた自転車は、莫大なコストを掛けて東南アジアへ送られると言う。


最近の大阪市内は、バイクを数分停めるだけでも駐車禁止のステッカーが貼られる。


車もさることながら、バイクの駐車場に至っては、皆目見当たらない。


そのことも影響してか、オートバイの売り上げが激減しているらしい。


「放置自転車をなくして街の美観を整えましょう」「バイクや車の違法駐車をなくして渋滞の無い街を作りましょう」


確かにこれらは誰もが賛同する理想論だ。


しかし具体的ビジョンと計画、すなわちまずは自転車置き場の確保やパーキングスペースの確保を行う前に、力づくで全てを撤去しようとする、構想性の無さに呆れてしまう。


数年前にTVで、政治家のお偉い先生が「週休4日制」を提案されていた。


内容を聞いてみると「働きずくめの人が週休4日になると、最初は時間をもてあます。しかし、数ヶ月もすると、セカンドカーが欲しいなあとか別荘を買って余生を楽しもうという気持ちが芽生えてくる。そうすると国内需要が活性化される。」と真顔でおっしゃていた。


壊れた電卓で計算した答えならそれで良いが、きちんとした電卓ではじいてみたら、答えは一目瞭然のはずなのだが・・・。


いよいよこの国はどこを目指して、何を成し得たいのか?という明確なビジョンと構想を企てる知恵と工夫が底を付いてきたように思う。


これはひとえに、戦後の焼け野原から復興に命を掛けてこられた世代の偉人が一線を退いたことによる歪ではなかろうか?

2012年7月24日 火曜日

プロトニクスシステム®の耐荷重性の評価の一つとして、ティムケン試験を用いた評価試験があります。


ティムケン試験は、摩擦面の接触圧力が高く、金属表面などに施した皮膜が破断するような極圧条件下において、皮膜の摩擦面の焼き付きなどの損傷を防止する能力(耐荷重能)を評価する試験です。

 


 例 プロトニクスシステム®NPWの耐荷重評価試験


ベアリング・摺動部品・高温使用関連部品など、耐摩耗性や高硬度、摺動性に特化したプロトニクスシステム®NPWについて耐摩耗性・耐荷重性の評価を行った結果です。


回転リング・ブロックは、無処理品と、一般的に高硬度の特性を活かし耐摩耗性用に使用されているTiN(窒化チタン)コーティングを施したもの、そしてプロトニクスシステム®NPW、ナット・ボルト・機械部品など、かじり防止やシール性、低接触抵抗性、潤滑性に特化したプロトニクスシステム®Agを施したものを用いています。


  耐荷重試験機 :ティムケン製


  回転リング  :ティムケン製ベアリング鋼(A4138)を使用


  ブロック   :焼入れ鋼を使用


  荷重     :36kg(接点部位)

無処理のものが9秒で焼き付くのに対し、プロトニクスシステム®NPWを処理したものは、30秒以上でも焼き付きがなく、高い耐摩耗性・耐荷重を示しています。


また、非常に硬度の高いTiN(窒化チタン)コーティングと比較しても、その効果の差は歴然です。


さらに、皮膜を組み合わせて使用することで、その効果と静音性がさらに向上する事も確認されました。