先日、私が普段乗っている車(2002年型、走行距離11万キロ)のアイドリングが不調、
修理工場に持っていくと「ディーラーでコンピューター診断してもらわないと原因がわからない」とのこと、
「その前に、自分で診断してやるわい!」とボンネットを開けましたが、何やらプラスチックのカバーだらけで何がどこについているのかさっぱり解らず・・・。
仕方なくディーラーに持ち込んでコンピューター診断を受けるとわずか5分後に「プラグ上に付いているコイルの不調でした。全て交換しましたので!」とのこと。
なんか「修理できた!」という実感が無いまま帰路につきました。
メカニックさんが直してくれたのか、コンピューターの指示で人が動いて直ったのか・・・。
自宅に戻ると、2年がかりで修復した60年前のバイクのクラッチが切れず、ローにもニュートラルにも入らない・・・。
そこで「仮説」を建てました。
恐らくここ数日の寒さで、クラッチ版の間のオイルが固まって固着しているんじゃないか?
早速、フットブレーキペダルを外し、クラッチプレート点検窓を開け、そこに娘の強力ドライヤーを拝借して熱風を吹きつけること20分、クラッチはきれいに切れるようになりました。
仮説通りにことが運ぶとなんと気持ちのいいものか!
いちいちコンピュータ診断しないと原因のわからない現代車と、ドライヤーひとつで直ってしまう60年前のバイク、私はやっぱり古いメカ、機械式が愛おしく思います。