最も錆びにくい表面処理としては金めっき、カドミウムめっきなどがありますが、価格が高い、有害であるなどの理由から一般的ではありませんでした。
そんな中、数ある開発課題の中で、環境に適合した究極の耐食性皮膜の開発は、長年の大きな課題でありました。
そこで「プロトニクスシステム タフテクト」の開発にあたり、のべ3000時間にわたる臨床試験を繰り返し行ないました。
あらゆる腐食環境を擬似的に作り出し、それに使用した試験サンプルは数百枚に至りました。
具体的な試験方法として、塩水噴霧試験、CASS試験を用いました。
いずれもJIS規格で定められた試験であり、試験方法は厳密に定められています。
次回からは、その試験の内容と実際に試験を行なった記録を報告します。