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2011年1月28日 金曜日

 


今の世の中に溢れ返っている「便利な道具」、パソコンや携帯電話がその代表ですが、もし壊れたら?


皆さんどうされていますか?


恐らく、販売店に丸投げして「悪い部品の総替え」、あるいは「機種交換」が主な対処方法になっていると思います。


「なぜ壊れたのか?」って考えてもわからないですよね?


原因のほとんどは電子回路のユニットの故障、すなわち部品点数何万個にも及ぶPCBごと交換するしかないからです。


開発思考や原因追及に最も大切なのは「仮説を建てる」ことです。


次に建てた仮説を「実証」してみること、そして実証した事象に「理論付け」することです。


(弊社の研究員は明けても暮れても、この地味な作業を延々と繰り返しています)


ところが、近年の便利な道具達は、ばらしてみても中身が見えません。


中身が見えないと興味が出ない。


だから若者の「ものづくり離れ」が始まっているのかもしれません。


「風が吹くと桶屋が儲かる」ではないですが「超先端技術に頼りすぎるとものづくりが衰退する」のかもしれませんね。