処理実例・評価等
2013年11月25日 月曜日

プロトニクスシステム®には様々な処理方法があり、お客様のご要望に合わせ、最適な方法を用いて施工しております。その一例として、単一処理と複合処理をご紹介致します。


単一処理は、1種類のプロトニクスシステム®を用いて機能特性を付与する方法で、下図①のように摺動性等、特定の機能特性を付与したい場合などに用います。


複合処理は、代表的なものとして多層処理と部分指定処理があり、前者は数種類のプロトニクスシステム®を重ね合わせて機能特性を付与する方法で、下図②のように一つの箇所に耐食性や摺動性など多種類の機能特性を付与したい場合などに用います。後者は一つの品物において部分別に異なる機能特性を付与する方法で、下図③のように各部分の使用用途・要求特性に合わせて摺動性、滑り性等を付与したい場合などに用います。


ご希望の処理方法、付与したい機能特性がございましたら、お気軽にご相談下さいませ。


 

2013年10月28日 月曜日

日本プロトンでは、多くのお客様のご要望にお応えできるよう多くのパターンを想定して、技術力向上に努めています。プロトニクスシステム®では、


  ・部分指定~全面指定の処理


  ・1種類~多種類のプロトニクスシステム®を用いた処理


  ・単純構造~複雑構造の部品・製品への処理


  ・単一~ロット単位の数量への処理


  ・その他のご要望※


に対応可能で、その実績は数億点以上に及びます。お気軽にご相談下さい。


※お客様のご要望をお聞きした後、最適な方法をご提案させていただきます。


2013年9月9日 月曜日

プロトニクスシステム®には、HPにご紹介しているシリーズの他にNIP(厚膜タイプ)があります。


現在、導光板金型やピックアップレンズ金型など光学分野の超精密加工において、下地処理として無電解ニッケルめっきは要不可欠な技術となっています。NIP(厚膜タイプ)は光学分野金型への用途を中心とした、ピット、ピンホールの無い非常に加工性が優れた皮膜です。



             導光板金型へ150μm処理                      レンズ金型へ150μm処理


機能特性


1.ピット、ピンホールがありません。


2.膜厚均一性に優れ、複雑な形状にも処理が可能です。


3.耐摩耗性、耐食性に優れています。


4.皮膜組織はアモルファス(非晶質)で非常に安定しており、非磁性です。


5.平滑性に優れ、素材と皮膜の密着も良く、切削加工も容易です。


6.100~150μm処理が可能です。


7.鉄鋼材、アルミ材等に処理が可能です。


8.熱処理により、硬度Hv550~1000での調整が可能です。


 


用途実例


 導光板金型、非球面レンズピン