社長の声
2012年1月18日 水曜日

毎年、年末年始になると話題になるお粗末なお話。


「通販で予約したおせち料理が元旦に届かなかった!」「おせちの内容がカタログと違って中身がスカスカ!」と怒る主婦の方々。


それに対して業者のコメントは「予想以上の予約数に対応しきれなかった・・・。」


ここ数年、毎年定番のように繰り返される何とも平和なニュースに苦笑いしか出ない。


しかし、このともすれば見逃してしまうようなニュースに、大げさかもしれないがこの国の行く末に大きな不安を感じるのは私だけだろうか?


と言うのは、そもそもこの話題の根源は、日本の伝統文化の一つである「手のかかる」おせち料理から開放されたくて、電話一本で事を済ませようとするコンビニエンス&インスタント体質、そこに目をつけた業者の儲け体質のしのぎ合いにしか私には見えないのである。


確かに今は核家族化し、家庭料理の継承すらも難しい背景があるのはよく解る。


でも、ほんの少し奮起して、何も特別な素材を用意しなくても普段使ってる素材を少し工夫して、子供の運動会のお弁当レベルでも良いから、元旦の朝には家族全員が揃っておせちを目の前に、この一年の家内安全を祈願しながら食卓を共にすると言う、日本人古来の伝統を継承して行きたいものだと思う。


新年早々、世の中の主婦の方々を敵に回してしまうかもしれないが、終いには、掃除、洗濯、ともすれば子育てまで電話一本で済ませてしまう時代が来ないことを祈るしかない。


 

2012年1月5日 木曜日

新年明けましておめでとうございます。


さて、今年はどのような年になるのでしょうか?


と言うより、どのような年にしていかねばならないのでしょうか?


天地天命に運を預けながら、しかし一人の人間として品性を持った行動で一年を乗り切らねばなりません。


 


心は行動となり


行動は習癖を生む


習癖は品性を造り


品性は運命を決する


 


すなわち天に預けた運は、自らの生き方ひとつで良にも悪にもなるという先人の教えです。


この教えを信じて、品性ある言動を持って自己責任においてこの一年を良い年にしていきます。


今年も宜しくお願い申し上げます。

2011年12月28日 水曜日

先日、京都大徳寺大仙院の尾関宗園和尚のお話を聞く機会に恵まれました。


御年80歳、しかし漲るパワーをお持ちでこちらが圧倒される迫力を未だ持ち続けられているお方です。


マンツーマンで約一時間ほどお話を拝聴させていただきました。


その迫力とは裏腹に、一寸の曇りもなく朗らかで、限りなく大きな器と透き通るような優しい目力に終始引き込まれました。


短い時間でしたが、本当に多くのことを学ばせていただき、心洗われた思いで帰路につきました。


和尚の教え、それは「立ち振る舞いは堂々と、気は長く、心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく」でした。


この一年を振り返ってみると、どれも自分に欠けていたことに気付いたと同時に、大いなる自分の人生の目標が再確認でき、心の底から穏やかな燃える炎が漲ってくる思いがしました。


この炎を絶やすことなく、これからの人生も突き進んで生きたいと思います。


王道のど真ん中を、正々堂々と、大同闊歩する、そんな人生を歩んで生きたいと思っています。


今年一年間、様々な人から沢山のお世話になりました。


自分がそれ以上のお返しが出来ていた一年かどうか、反省と希望と情熱を持って振り返り、そして来年一年が皆様にとって今年以上のよい年になりますよう、微力ながら精進してまいりたいと願っております。