社長の声
2012年3月9日 金曜日

小学校低学年の頃だっただろうか。先々代(私の祖父)の社長室に遊びに行ったとき、壁に掛けてある標語があった。


“ 百の意見をするよりも、親の背中を見て育つ子供 ”


 恐らく祖父の自筆だったように思う。


それを見て祖父に聞いてみた。「これってどういう意味?」すると祖父は「あんたがお父ちゃんやお母ちゃんによく叱られてるやろ?その時にな、お父ちゃんやお母ちゃんは自分もそのとおりにやってるかどうか見ればいいねん。」とニコっと笑いながら教えてくれた。


当時は荒を探す立場だった私も、今では逆の立場になった。


社員の人たちや子供達に、ガミガミ意見を言う前に、自分の生き様、行動を見てみんなが学ぶとしたら、やっぱり自分はしっかりと襟元を正し、いついかなるときも前向きに生きるべき!と改めて思う。


大きな背中を見せながら、後世に生きることの素晴らしさを伝えて行くような人生でありたいですね。


2012年2月24日 金曜日

「人生設計図」


20代半ばにふと思い立って「自分の人生設計図」を作り始めました。一ヶ月ほど費やして出来上がってみると大学ノート一冊にびっしり!


作ったきっかけは「1000円程度のプラモデルでも設計図無しでは組み立てられないのに自分の人生設計図がない。図面もなしに僕はこれからどこへ向かうの?」という幼稚な発想からでした。


たまに読み返してみると「35歳の時点で、仕事の内容はこうあって、ああなって、個人的には家族構成がこうなってて、家はこういう家に住んでて・・」と幼稚極まりない内容だったり、でも50代半ばに差し掛かった今も、当時の思いそのまま生きてたり、と中々面白いものです。


久しぶりに当時思い描いていた「50代半ば」の設計図を読んで、あるフレーズに「はっ!」としました。


「2010年代には世間を驚かせる技術で突っ走りながら、技術者集団である社内は活気に溢れ、常に笑顔と活発な議論で溢れ・・・」。


少し誤差と遅れはあるものの、当時思い描いていたことにかなり近づいてるのでは?


迷いそうになったとき、たまに読み返してみると新鮮な気持ちが蘇り、活力が出てきます。


皆さんも是非お試しあれ!


 

2012年2月10日 金曜日

毎年新年には「今年の目標」をたてますよね?


「今年の目標」は来年につなげるべき。来年の目標は再来年につなげ、そして長期にわたる目標が人生設計につながるのです。


そう考えると、20代の人は「30代になったらこうなっていたい」、30代の人は40代の自分のあるべき姿を、40代の人は・・・、と延々と繋がっていく目標を立ててほしいと思います。


ちなみに私は今年54歳になります。今は「60代の自分のあるべき姿」や2020年代のわが社のあるべき姿ばかりが気になります。目の前の事柄を一生懸命こなして、そして近未来のあるべき姿を思い描きながら毎日を生きることって、すごく大切なことだと思います。